メンバー

木ノ下 裕一

木ノ下歌舞伎主宰。1985年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の演出や補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『黒塚』『東海道四谷怪談—通し上演—』『三人吉三』『心中天の網島』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』など。 2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。また、2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年度文化庁芸術祭新人賞を受賞。平成29年度京都市芸術文化特別奨励制度奨励者。2016年博士号取得(芸術博士)。その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。
http://kinoshita-kabuki.org

園田 喬し

演劇ライター、編集者、演劇雑誌『BITE(バイト)』編集長。2000年代前半より演劇作品の制作現場へ参加するようになり、小劇場から商業演劇まで幅広い公演の劇場業務を経験。2005年より演劇専門誌『演劇ぶっく』の編集部員として数多くの劇作家、演出家、俳優、スタッフにインタビューを行い、国内現代演劇の最先端を取材する。この頃より年間150〜200本程度の演劇作品を鑑賞し、首都圏を中心に日本各地の劇場へ足を運ぶ生活が始まる。演劇ぶっく副編集長を経て、現在は自身が代表を務める演劇雑誌『BITE』を発行、マスメディアの取材対象になりにくい小劇場シーンを積極的に取り上げ、観劇環境の更なる整地を目指している。この他、演劇専門誌、公演パンフレット、公演情報ウェブサイト、フリーペーパー等での執筆、演劇コンテストや関連事業に携わるなど、その活動範囲は多岐に渡る。
http://www.land-navi.com/bite/

時松 はるな

画家、イラストレーター。1984年千葉県生まれ。多摩美術大学卒業。在学中に初個展を開催。
人々の何気ない瞬間を切り取り、シャープペンシルや色鉛筆、水彩を用いて、どこか愉快な群衆を軽やかに描いた作品は好評を得、東京オペラシティアートギャラリーでの所蔵品展、KIAF韓国アートフェアなどに出品。さらに「GEISAI 10」では審査員特別賞(サミュエル・クン賞)を受賞するなど、大学在学中から注目を集める。以後、銀座ギャルリー東京ユマニテ、大阪福住画廊を拠点とし、定期的に個展を開催している。 近年は韓国やシンガポールのグループショウでの発表、演劇のフライヤーなども手掛けており、また、2014年からは国立能楽堂企画公演のチラシイラストや、パンフレット挿絵、グッズ等、能や狂言をテーマにしたイラストを展開するなど、活躍の場を広げている。
http://harunatokimatsu.com

本郷 麻衣

木ノ下歌舞伎制作。1979年京都市生まれ。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。制作者。
在学中に演劇制作に触れ、以降様々な劇団やプロデュース公演の制作を行う。アトリエ劇研制作室のスタッフを経て、2016年まで(有)キューカンバーに所属しMONOや壁ノ花団等の制作を担当。
木ノ下歌舞伎には京都×横浜プロジェクト2010『勧進帳』(2010)より参加。
その他近年の主な活動として、dots、KYOTO EXPERIMENTフリンジ(2011・2012)など。
http://kinoshita-kabuki.org

遠藤 雄

信州大学にてインド芸術とその派生文化について学ぶ。卒業後は海外の音楽家の招聘および公演制作会社に勤務。2003年にはインドネシア政府奨学生としてインドネシア芸術大学スラカルタ校へ留学。2004年から2011年までジョグジャカルタに滞在し、ガジャマダ大学大学院に在籍しながら、ジャワの伝統芸能であるワヤン・クリッの研究に従事。都市化する社会の中で変容する伝統芸能の機能や役割をテーマに考察を深める。帰国後は大学講師などを経て、国際交流基金に勤務。

前田 佳子

東京外国語大学所属中に、フランス語専攻にも関わらず、インドネシア国立ガジャマダ大学へ留学。インドネシアのバリ島の伝統舞踊が初めて経験したフランスでの海外公演などの歴史的契機を追い、バリ島内外でどのような影響の授受があったかについて研究、東京大学大学院超域文化科学専攻修士課程修了。2007年より国際交流基金に勤務。「伝統のチカラ、芸能のカタチ」ウェブサイトではナビ子を兼務、ハリセンを手にさまざまなものと闘う毎日。